ラクチュロース(LACTULOSE)は、おなかのビフィズス菌を増殖させて整腸効果を示す乳糖由来のミルクオリゴ糖です。最近のオリゴ糖ブームの先鞭をつけたのがこのラクチュロースなのです。
ラクチュロースはフラクトース(果糖)とガラクトースからなる二糖類です。無臭の白色結晶粉末で水によく溶け、さわやかな甘味を有します。
このラクチュロースは、1930年にMontgomeryとHudsonにより発見され、1957年にオーストリアのPetuelyにより、ビフィズス菌増殖効果のあることが確認されました。現在では乳児用の調製粉乳から成人、高齢者用食品に至るまで、健康志向の高まりに応じてラクチュロースを利用した様々な食品が開発されています。
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