食中毒は、病原菌を含んだ食物を摂取することによって起こりますが、同じものを食べても全ての人が中毒を起こすわけではありません。通常は、胃酸による殺菌作用や腸内のビフィズス菌がつくりだす乳酸や酢酸により病原菌の繁殖を抑えるという防御機能が働きます。
しかし、小さなお子さんやお年寄りは健常な成人に比べ免疫力(病気に対する抵抗力)が弱いため、食中毒にかかりやすく、また、成人でも体調の状態により免疫力が弱っているときに、さらには暴飲、暴食などでおなかの調子が乱れているときに中毒にかかりやすくなります。
このため、日頃から病原菌に感染しにくい強い体質や健康なおなかをつくっておくことが大切です。
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